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足立

2011年05月25日




大阪千葉長野岩手福島長町駅から徒歩10分、実家まで千鳥足での道すがら。普段ではまずお目にかかれないナンバープレートの累々たること・・・。近所の二世帯住宅の立派な敷地、普段ならテントを張ってBBQでも楽しめそうな好物件。3台の乗用車が所狭しと7時台の山手線状態。照明が間引き状態の成田空港。航空障害灯の赤い明滅が目立つ仙台の夜景。三台に一台は休止状態の自動販売機。仙台−石巻間を運行する仙石線、最終駅は東松島駅。日常と非日常が同居する今の日本。






帰国直後ではなかなか気付けない程に、非日常が日常に侵食している。余震にも慣れてきて、震度2程度では家族の誰も気に留めない。こっちは家が多少軋んで音を出す程度でも反応するというのに。とは言え、明け方の余震で目が覚めるということはそろそろなくなってきた。多賀城市の惨状を目の当たりにした。昔住んでいた場所からは土地勘がない程度に離れた所ではあるけれど、記憶にはある、そんな場所。震災から二ヶ月経ち、主要幹線道路はある程度本来の姿を取り戻してはいるものの、視線をちょっと横にやれば廃車の山。幹線沿いの店舗も、或いは営業を再開し、或いは未だ再開の目処も付かず、震災当日の姿のまま。






地面から2メートル、ガラスには横一直線に津波の痕が残る。海岸線から1キロ離れた場所であるにも係わらず。海岸沿いはまさにテレビで観るとおり。






ただ、実際に目の当たりにすると随分違う。そこに家が、集落が、住宅街があったなんて、到底信じられない。半径2,3キロ、見渡しても学校と全壊したガソリンスタンド以外見当たらない。遠い県外からボランティアに来てくれる人たちには本当に頭が下がる思いだ。北海道、東京、神奈川、岡山、広島、福岡、果ては奄美大島など、さまざまな地域から自費、或いは会社のお金で来てくれる。こういった県外からのボランティアの存在は非常に心強い。居てくれるだけで随分と違う。日本は、日本人は被災地域を見捨てないといった強烈なメッセージを被災者に直接届けることが出来るのは人以外にありえない。






色々ありすぎて、とてもまとめられそうにないので今夜はここまで。





Posted by し-まん at 13:46│Comments(1)
この記事へのコメント
転載元を明らかにしたほうがのちのちトラブルにならないですよ。
Posted by アマミキョ at 2011年05月25日 14:25
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足立
    コメント(1)